角議長メッセージ第7回 2023年を迎えて

明けましておめでとうございます。
新春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
平素より、日建協活動に対し、多大なるご理解とご協力を賜り深く感謝申し上げます。
そして、国土・地域の守り手としての気概を持ち、人々の命や安全安心な暮らしを支えるために奮闘されているすべての方に対し、心より敬意を表します。

昨年を振り返ると、新型コロナウイルス感染症の拡大防止と社会経済活動の正常化がはかられるなか、世界的なインフレの加速や急激な円安の進行、ウクライナ情勢の長期化に伴う資源価格の高騰や調達物資の納期遅延など、先行き不透明な状況が続き、建設産業も多分に影響を受けた一年でした。みなさんも日々変動する情勢に対応すべくご苦労が多かったのではないでしょうか。

その一方で、建設産業は担い手確保をキーワードとして、政労使が垣根なく一丸となって労働環境や労働条件の改善に取り組んできたことで、着実にその成果が現れてきており、次なる担い手を迎え入れる体制が整いつつあります。

そのようななか、私たち日建協は、この先の建設産業について、私たちのあるべき姿・ありたい姿を描いた『日建協ビジョン2030 誰もがいつまでも働ける 誰からも誇りに思われる産業』について、具体的取り組み事項や中間目標を示し、その実現にむけて邁進しています。
ビジョンの実現にむけては、一般社会の理解を得ると同時に、建設産業で働くすべての方の前向きな考動が不可欠です。
私たち一人ひとりが踏み出す一歩は小さなものかもしれませんが、ともに踏み出すことで、それは大きなうねりになるはずです。

“2023年” 建設産業がこれまでにも増して輝きを放つために、そして建設産業で働くすべての方が働きがいや誇りを感じられるように、ともに力強い一歩を踏み出しましょう。

最後になりますが、私の2023年は、「しなければならない事」よりも「したい事」に多くの時間を費やせる一年にしたいと思っています。みなさんにとっての2023年が素晴らしい一年になりますことを祈念致しまして年頭の挨拶とさせていただきます。