東西組合細見 neo 5 ― 五洋建設労働組合

前列 左から 埴岡中央執行委員、羽田中央副執行委員長 
加治木中央執行委員長、辻書記長、和久井中央執行委員 
土屋中央執行委員  
後列 左から 望月書記、秋田副書記長、山田副書記長

 五洋建設株式会社は1896年に広島で水野組として創業されました。1957年に初めて海外 (インド・ゴア港) に進出し、1961年には有名なスエズ運河改修工事を受注するなど、海外工事を得意とする海洋土木の雄として現在に至っています。

 五洋建設労働組合は1946年に設立され、1979年に日建協に加盟しました。今年度は 「お互いを認め合い、さらに魅力的な会社へ」 をスローガンに掲げ、組合活動に取り組んでいます。

 

◆ 設 立 : 1946年7月
◆ 組合員数 : 2,163名 (2019年9月1日現在)
◆ 組織率 : 72.5%
◆ 本部執行委員数 : 7名
◆ 執行委員会 : 年12回

 

ダイバーシティの想いを込めたスローガン

加治木執行委員長

今年度のスローガンは、「お互いを認め合い、さらに魅力的な会社へ」 としました。現在、組合員は入社5年目以内の若手が36%、女性が全体の15%を占めています。また外国籍の社員も増えています。そのためスローガンには 「様々な世代・職種・性別・国籍・個性の方々が、お互いを認め合い、協力し合い、尊重し合う事で、働き方改革が加速し、一人ひとりが輝く強い現場、強い組織、強い会社になり、さらに魅力的な会社になる」 という願いを込めました。そして、その結果、更なる処遇の改善・向上に繋がれば、と考えています。

 

会社と協同した働き方改革への取り組み

働き方改革推進委員会を会社と設置しています。この委員会は 「従業員が、身心ともに充実した状態で、職務に対する意欲と能力を発揮できる、働きがいのある職場環境の実現」 を目的としています。国内外の支店や現場巡回をとおして、働き方改革の推進状況を確認するとともに、個々の職場が抱えている課題を共有し、問題解決の糸口となるよう好事例を水平展開しています。
また、昨年は 「Be Active!」 というパンフレットを組合独自で作成し、職場集会で活用しました。働き方改革を自らの職場の課題として捉え、働き方を自分たちで変えていくことの重要性を伝えました。

組合活動の効率化に向けて

職場集会の資料や定期大会の議案書をデータ配信として、iPadを活用してペーパーレス化を進めています。執行委員会でWeb会議システムを利用して会議の効率化もはかりました。大会の運営では報告事項を絞り込むなど、時間を短縮したスケジュールとした結果、支部からの出席者に占める技術職員の割合が約6割と倍増し、盛況な大会になりました。

 

充実した職場集会で組合員のつながりを強化

辻書記長

今年は支部活動の活性化に力を入れています。労使が一体となり、自分たちが働く現場や支店を働きがいのある職場にするために、支部労使協議会の開催を年2回とし、労使のコミュニケーションの充実に取り組んでいます。多くの組合員の声を協議事項に反映させるために、現在約7割の職場集会の参加率を8割に向上させたいと考えています。様々な課題はありますが、組合員の賃金水準・労働環境の向上にむけて、組合活動を進めて行きます。

 


 

今回の取材で、国内だけでなく世界各地で働く仲間の労働環境改善にむけ、ひたむきに活動する執行部の皆さんの熱い思いを感じることができました。日建協は、これからも五洋建設労働組合の活動を応援していきます。

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