東西組合細見 neo 4 ― 淺沼組職員組合

左より 郷田東ブロック委員、守永執行副委員長、佐野執行委員長、尾方書記長、吉井副書記長、横浜西ブロック委員

1724年、柳澤藩の甲府から大和郡山への国替えに淺沼仁左衛門が随伴し、以後淺沼家は柳澤藩の普請方として仕えました。明治維新後は奈良近辺の名刹社寺の造営、修繕等に従事し、1892年に奈良県大和郡山市で建築請負業淺沼組を創業。当時は学校建築に力を注ぎ 「学校の淺沼」 と呼ばれていました。1937年に本社を大阪に移し株式会社淺沼組が誕生しました。
淺沼組職員組合は1957年に設立され、今年度は 「煌めき」 ~新たなる飛躍を~ をスローガンに掲げ、組合員のより良い労働環境づくりに取り組んでいます。

 

◆ 設立:1957年9月
◆ 組合員数 :790名 (2019年6月末現在)
◆ 組織率 : 52%
◆ 本部執行委員数 : 6名
◆ 執行委員会 : 年20回

3つの願いを込めたスローガン

佐野執行委員長

今年度は、希望の持てる明るいスローガンを考え 「煌めき」 ~新たなる飛躍を~  としました。このスローガンには3つの願いを込めています。

1つ目は、仕事において時短を実現しようと自発的に行動し、挑み、新たなる飛躍をめざし煌めくこと。2つ目は、私生活において多様な生活スタイルを築き、家庭や趣味に向き合い、幅広い知識を得て個々が成長することで、新たなる飛躍をめざして煌めくこと。3つ目は、組合員一人ひとりの飛躍によって会社の企業価値を高めることで、最終的には私たち組合員の安定した年収に繋がることをめざして煌めくという願いです。

 

会社と協働した休暇取得・時短への取り組み

尾方書記長

休暇取得や時短は、会社と組合が協働し、歩調を合わせて取り組まないと進まないと考えています。
会社は 「働き方改革アクションプラン」 として、2020年度末までに 「休日を含む月の所定外労働時間90時間を超える社員をゼロにする」 「年次有給休暇の平均取得日数を内勤10日以上、外勤7日以上にする」 「男性の育児休業取得対象者の取得率を10%以上にする」 など数値目標を設定し、様々な施策に取り組んでいます。
私たちは労使協働で目標達成にむけ、組合員からの声を提言によりボトムアップをはかることで働き方改革をさらに進めていきます。組合員へのアンケートやオルグにおいて、問題や課題を調査・把握し意見徴収して、会社に組合員のおかれた状況や生の声を伝えるのが私たちの役割だと考えています。

広報誌で組合員のつながりを強化

全ての組合員に組合活動やその意義を伝え、また組合員同士のつながりを強固にするために、本部において年5回広報誌を発行しています。3年前からは、6支部が 「ご当地ニュース」 や 「ワーク・ライフ・バランス特集」 などの共通テーマを設定して年3回本部・支部同時発行するようにしました。各支部の広報部長は大変ですが、そこは腕の見せ所で各支部とも工夫を凝らした誌面を作成しています。本部定期大会に合わせて表彰もしています。本部役員や支部長、書記長、広報部長による採点によって各賞を選びます。前期は名古屋支部の広報誌 「飛躍」 が最優秀賞を受賞しました。広報誌を発行することで、他支部の活動内容を知ることができ、「こんな活動をしているんだ」 と刺激を受けることで、支部活動の活性化にもつながっています。

 


 

今回の取材で、大阪を拠点に全国で働く仲間の労働環境改善にむけ、ひたむきに活動する執行部の皆さんの熱い思いを感じることができました。日建協は、これからも淺沼組職員組合の活動を応援していきます。

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