続・東西組合細見20 宮地建設工業労働組合

左から 矢野副書記長、佐藤書記長、大谷さん、安田中央執行委員長、稲田中央執行副委員長

宮地エンジニアリング(株)は、2011年(平成23年)に(株)宮地鐵工所と宮地建設工業(株)の合併により発足しました。これまで東京タワーを始め、東京ゲートブリッジや福岡ドームなど、日本を代表する大規模な鋼構造物や大空間構造物などの建設に数多く携わってきました。宮地鐵工所と宮地建設工業の完全統合により、新設橋梁事業、鉄構事業、既設橋梁の維持補修事業、FRP事業、土木関連事業を展開する国内有数のエンジニアリング企業として社会に貢献しています。

組合は、かつて繊維問屋が多く存在したことから、繊維関係のビルが今も軒を連ねる日本橋富沢町に事務所を構え、日々熱心な活動を行っています。


● 設 立:昭和37年1月5日
● 組合員数:100名(2012年10月31日現在)
● 支部数:2支部
● 本部執行委員数:12名
● 中央執行委員会 随時


やらなければ変わらない!

安田中央執行委員長

今年度の組合スローガンは「やらなければ変わらない!」です。

一昨年、2つの会社が合併し、新たなスタートをきりました。建設産業の労働環境は厳しい状況にある中で、この会社合併を機に「私たち組合員自身も変わっていかなければいけない、なにかをやろうよ」という思いをスローガンに込めました。

組合からは、定期大会など組合員が集まる場所で、常にこのスローガンを掲げ、組合員の前向きな変化を促しています。

今年の重点取り組み項目

今年は「ノー残業デー」を設定し、会社の協力のもと取り組みを進めています。効率的に仕事をして、そして早く帰宅できる環境を作りたい。その上で残業をせざるを得ない組合員には積極的に休暇取得を勧めていきたいと思います。

また取り組みのマンネリ化を防ぐためにも、次から次へと新しい施策を講じていくことが必要です。

ワーク・ライフ・バランスについて

佐藤書記長

ワーク・ライフ・バランスに対する捉え方は人によって異なります。例えば、人生において残業をしてでも仕事に集中したい時期もあれば、子供と一緒に過ごしたい時期や趣味に取り組みたい時期もあります。
しかし、現状はとにかく仕事の量が多く、ライフプランに応じてワークとライフのバランスが取れるような状況ではありません。

今後はこのバランスが取れるような環境を整えていくことが重要だと思います。

組合員同士の交流を活発にしていく

大阪支部花見大会の様子

忙しい中ではあるものの組合員同士の交流は重要であると思います。そこで当労組には、組合員同士で行ったレクリエーションに対して組合が費用を補助する制度があります。大きなイベントではなくとも、数名集まれば補助の対象です。組合員が交流を深める事は組合活動だけではなく会社への貢献という意味でも様々なメリットがあるものと思いますし、実際に組合員からは好評を得ています。

また、大阪支部では花見大会を開催するなど、組合員の交流の場を積極的に設けています。 現在社内には、宮地建設工業労働組合と宮地鐵工所労働組合の2組合が併存している状況です。

今後、イベントの開催などで互いの組合及び組合員同士の交流の機会を増やし、相互理解を進めていきたいと思います。

会社合併という組合にとっても転機にある中で、これからの組合、そして会社のあり方を語る安田委員長からは、組合員一人ひとりのため、という思いが伝わってきました。物事に動じない冷静な佐藤書記長とともに、執行部を引っ張り組合活動を盛り上げていただきたいと思います。