東西組合細見 neo24/鈴与三和グループ労働組合

鈴与三和建物株式会社は、三和建物株式会社として昭和10年4月に東京都で創業しました。現在は、200年を超える歴史を誇る鈴与グループ約140社ある内の建築部門の一社として広く地域社会に貢献しています。
本社並びに組合事務所は、秋には紅葉が美しい旧芝離宮恩賜庭園の近くにあります。組合活動とは、執行部が独自で行うものではなく個々の組合員が主体となり取り組んでいくものという考えのもと、日々ワーク・ライフ・バランスの実現や職場改善にむけた活動を展開しています。
| ◆ 設 立:1969年3月 | ◆ 組合員数:77名(2025年1月31日現在) |
| ◆ 本部執行委員数:6名 | ◆ 組織率:57% |
| ◆ 中央執行委員会:月2回 |
レクリエーション再開で深まる絆

村岡執行委員長
組合の最大の強みは、顔の見える関係性を築くレクリエーション活動です。コロナ禍を経て昨年復活し、金曜の夜に会社近くで開催したバーベキューには労使から約60名が集まりました。今年は「屋形船」によるお台場遊覧を計画しており、社内周知に力を入れてさらなる参加率向上を目指しています。
また、建築現場では施工管理として中国やモンゴル出身の外国籍組合員も活躍しています。文化の違いという壁はありますが、レクリエーションの場を通してコミュニケーションを図り、国籍を越えたワンチームとしての結束を高めていきます。
柔軟な働き方を支えるスーパーフレックスとWeb活用
建設業界全体で働き方改革が進むなか、当社ではコアタイムのない「スーパーフレックス制度」を導入しています。これにより、早朝出勤や夕方の早帰りなど、社員の働き方、家庭環境に合わせた柔軟な勤務が可能です。あわせて在宅勤務者や遠隔の現場をつなぐWebミーティングも定着し、効率的な情報共有を行っています。
さらに特筆すべきは、男性社員の育休取得率です。6年前から会社が推進している甲斐もあり、ここ数年は取得率100%を維持しています。育休は、2週間から1ヶ月の取得が一般的となっており、性別を問わず仕事と家庭を両立できる土壌が着実に育まれています。
独自路線の給与体系と対話による職場改善
鈴与三和では4年前に給与規定を大幅に改定し、定期昇給のないジョブ型の「2年ごとの昇降級制度」を導入しました。制度導入時は、組合が日建協からアドバイスを受け、現在は運用の定着を見守っています。また、年1回組合で実施している「労務アンケート」を重視し、組合員の声を直接会社へ届けています。身近な困りごとを確実に拾い上げ、会社からのフィードバックを得ることで職場環境の改善につなげています。
建築と管理のハイブリッドな強みで描く2030年の展望

和田書記長
元々はゼネコンをルーツとしながら、現在は建築、修繕、賃貸管理まで一括して手がける「建築半分、管理半分」という独自の事業モデルが強みです。現在、組合員からは物価上昇に伴う賃金見直しの声が多く上がっていますが、これに対し会社側からは「2030年までに段階的に一定の給与水準を目指す」という前向きな方向性が示されました。売上高や付加価値の向上というさらなる目標を目指し、労使が同じ目標を共有するスタートラインに立っています。今後は社員が着実に成長していける人材育成や研修制度の充実について会社と協議を重ねつつ、スーパーフレックス制度や産休・育休制度を活かした「長く働き続けられる環境」をさらに盤石なものにしていきます。
取材を通じて、レクリエーションによる「絆」、アンケートから始まる「対話」、そしてスーパーフレックス制度がもたらす「柔軟性」の3本柱を大切にされている姿勢が伺えました。特に親睦活動を大切にし、対面で深めた信頼関係が、より良い職場づくりへの確かな原動力となっていると感じました。取材にご協力いただきました村岡執行委員長、吉屋副執行委員長、和田書記長、小松執行委員、堀池執行委員、坂上執行委員、ありがとうございました。
