週休2日あたりまえ 目指す先には 明るい未来 ~日建協4週8閉所ステップアップ運動 最新結果!

2024年4月から時間外労働の上限規制が建設業に適用されました。建設業、特に作業所の長時間労働はひろく知られています。皆さんや各社におかれましては上限規制適用にむけてさまざまな取り組みをしてきたと思いますが、業界としての現在の作業所閉所状況について御存知でしょうか。今回は最新の4週8閉所ステップアップ運動の結果を推移と閉所日数の分布とともにご紹介したいと思います。

4週8閉所ステップアップ運動とは?

4週8閉所ステップアップ運動は「ワーク・ライフ・バランスの実現」のため、働き方改革推進の一環として作業所の4週8閉所の実現を目標に「ともに一歩ずつ」改善するため、時短推進強化月間である6月・11月に実施している運動です。前身は2002年から取り組んできた「統一土曜閉所運動」が源流となっており、2018年11月に現在の4週8閉所ステップアップ運動に発展しました。

指数と推移のまとめ

6月調査、11月調査ともに年々数値が良くなっていることがわかります。特に今回の11月調査結果は2022年の11月と比べて大幅に改善しており、11月で最も改善した結果となりました。時間外労働の上限規制適用が迫ってきたことで各社本腰を入れて取り組んだものと思われます。

おわりに

建設業に時間外労働の上限規制が適用されたことで不安な方もいらっしゃるかと思いますが、閉所指数の推移を見ても数年前と比較して年々着実に上昇してきていることがわかります。これまでの皆さんの時短にむけた取り組みにより建設業の労働環境は確実に改善しており、今回11月の調査では特にその結果が如実に表れたものと感じています。
目標である全作業所8閉所達成にむけて、日建協は今後も4週8閉所ステップアップ運動を推進するとともに、引き続き好事例の水平展開や行政・発注者への働きかけを行い、皆さんの労働環境を改善できるように活動していきます。
次回の調査は2024年6月に実施します。時間外労働の上限規制が適用されてから初の調査となります。さらなる閉所にむけてみんなで一緒に頑張っていきましょう!