NikkenkyoNews Vol.28 外国籍組合員座談会を開催
日時:2026年3月27日(金)15:10~17:15
場所:日建協事務所 会議室
外国籍組合員が日本の建設産業で働くうえで直面している問題や、今後取り組むべき課題を把握するために、「外国籍組合員座談会」を開催しました。座談会には8加盟組合から、技術系・事務系・営業系あわせて10名の方が参加しました。
【座談会テーマ】
日本の建設会社で働こうと思った理由、働いていて良いと思うこと、困っていること
わたしの将来のビジョン・キャリアアップについて
外国籍人材が長く働き続けるために必要な制度や期待することについて
上記のテーマについて意見交換を行いました。皆さん初対面にもかかわらず、すぐに打ち解けて会話が弾んでいる様子が印象的でした。
■ 日本の建設業で働こうと思った理由と現状

座談会の様子
参加者からは、日本の「高い技術水準」や「治安の良さ」に魅力を感じて日本の会社に入社したという意見が多く聞かれました 。実際に働いてみて、「安全を最優先する姿勢」や「先輩による丁寧な指導」を高く評価する声がある一方で 、日本特有の「空気を読む文化」や「曖昧な指示」、意思決定における「縦社会の壁」に戸惑いを感じる場面もあるようです 。また、現場での残業の多さについても課題として挙げられていました 。
■ 将来のビジョン・キャリアアップと資格取得の壁
将来については、「現場所長を目指したい」「DX推進で建設業界を変えたい」といった前向きな意欲が示されました 。しかし、キャリアアップに不可欠な「資格取得」に関して、記述式試験は日本語での筆記速度の差が大きなハンデとなっているとのことで、英語版試験の導入やコンピューターでの入力形式に移行して手書きによる負担を解消して欲しい、などの切実な声があがりました。
■ 外国籍人材が長く働き続けるために必要なサポート
外国籍組合員が長く働き続けるためには、ビザ更新手続きの会社によるフォローや、まとまった期間の帰国休暇制度導入・帰国費用の補助などが具体的に提案されました 。また、企業側が「なぜ外国籍社員を採用するのか」という採用目的を明確にし、多様な価値観を理解したうえで対話する姿勢が不可欠であるとの意見も出されました 。
日建協では、今回の座談会で得られた貴重な意見を、外国籍組合員がより安心して活躍できる環境づくりや、今後の日建協活動に活かしていきます。(水永)

参加者集合写真
