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舫 い
 最近いいニュースがありました。先月14日、チリ鉱山の落盤で地下700mに閉じ込められていた33名の作業員が全員救出されました。「奇跡の生還」として、世界中で歓喜の声に包まれました。作業員達は69日間という長期間を、狭くて高温多湿の厳しい環境の中で生活していたため、身体的に相当の負担がかかっていたようです。また、そのような環境の中で人間関係を維持するために、我慢や無理を強いられて、本人も気づかないうちにストレスを限界までため込んでいる人もいたようです。報道によると、このような劣悪な環境下で奇跡の生還ができたのは、年配のリーダー格の作業員により『組織の秩序』が保たれていた、『地上との情報交換』や『有名人や家族の励まし』があったからだそうです。またその他にも、『規律を持った生活』や『楽しみの発掘』が長期間の厳しい環境に耐えられた要因に挙げています。
 今回の救出劇は、極限状態で人間が生き抜くことに必要なすべを私たちに教えてくれました。私たちは、組織や個人がストレスなく生活するための要素に気づきにくいだけで、組織に必要なものの本質は同じではないでしょうか。
 みなさんも自分の職場や家庭を見つめてみましょう。何か欠けているものはありませんか?欠けているものは補って、よりよい環境を作りましょう! 

       
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編集後記
 暑かった夏の記憶も薄れ、秋の気配が深まってきました。秋と言えばスポーツの秋、食欲の秋というように、肩書のつきやすい季節ですね。あなたは何の秋ですか?私は「栗ごはんの秋」です。秋になると無性に食べたくなります。日建協で秋と言えば「時短の秋」。今月号では11月13日の統一土曜閉所運動に向けて、「時短」をメインテーマとして特集を掲載しています。今の自分の「働き方」を見直すきっかけにして頂けたらと執行部一同願っています。
 Compassの記事は、これからも読者のみなさまのご意見を取り入れて、より良い内容にしていきます。たくさんのご意見をお待ちしています!


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